中学生の子どもが定期テストを終えて結果を持ち帰ってきたとき、つい「どうしてこんな点数なの?」と声をかけてしまっていないでしょうか?
親としては心配だからこその一言でも、子どもにとっては「自分はダメなんだ」と感じ、次の勉強へのやる気を失う原因になることがあります。
定期テスト後に大切なのは、点数だけを見ることではなく、どこを頑張ったのか、次に何を変えるのかを一緒に確認することです。
今回は、テスト後に子どもとケンカになりにくく、次の勉強への意欲を引き出しやすい声かけについて、心理学の観点から解説していきます!
テスト後に点数だけを見て怒るとケンカになる理由
テスト結果だけに口出しするとやる気が下がる理由
【研究結果1】自己決定理論
人が内発的なやる気(自ら進んでやりたいと思う気持ち)を維持するには、「自律性(自分で決めたという感覚)」と「関係性(信頼できる人と繋がっている感覚)」が不可欠である。
【研究結果2】目標設定理論
目標は「親から与えられたもの」ではなく、「本人が納得して設定したもの」であるほど達成に向けたモチベーションが高まる。また、結果だけでなく「進捗(プロセス)に対するフィードバック」が重要であるとされている。
テスト後に親子で確認したい3つのステップ
① テキストやノートの「やった形跡」を一緒に見る
テストが返ってきたら、点数を見る前に「どんな風に勉強したの?」と、使っていたノートや教材を一緒に見てみましょう。
「ここ、何回も繰り返し書いて頑張ったね」と、まずは取り組んだ過程(プロセス)を認めます。
これによって、子どもは親との「関係性(安心感)」を得られるのです。
② 次の「目標」を子ども自身に決めさせる
「今回はここが悔しかったね。次はどうしたい?」と問いかけて、子ども自身に次の目標を決めさせましょう。
「1日30分は家庭学習をする」「計算問題は毎日解く」など、点数ではなく行動の目標にするのがコツです。これで「自律性」が満たされます。
③ 親子は「伴走者」として目標を共有する
目標が決まったら、親は「じゃあ、お母さん(お父さん)はどうサポートすればいい?」と聞いてあげましょう。
「疲れた時は声をかけて」とか「スマホを預かってて」など、親子間で目標達成のためのルールを共有してみてください。
まとめ:定期テスト後は結果より過程を見て声をかけよう
中学生の家庭学習は、どんな教材を使うか以前に、「親がどう関わるか」で効果が大きく変わります。
結果(点数)ばかりに目を向けてしまうと、子どもはプレッシャーを感じ、勉強そのものが嫌いになってしまいます。大切なのは、親子で目標を共有し、日々の「頑張った過程」をしっかり見てあげること。
次の定期テストの後は、「何点だった?」と聞く前に、「今回は、どこが一番頑張れた?」と声をかけてみてください。その小さなコミュニケーションの変化が、子どもの大きなやる気を引き出す第一歩になるはずです!
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FAQ
定期テスト後に点数が悪かったとき、親はまず何と声をかければいいですか?
まずは点数を責めるのではなく、「今回、どこを一番頑張った?」と、取り組んだ過程に目を向ける声かけがおすすめです。結果だけでなく努力した部分を認めることで、子どもが次の勉強に向かいやすくなります。
テスト結果だけを見て怒ると、なぜやる気が下がるのですか?
点数だけで評価されると、子どもは「自分の努力は全部ムダだった」と感じてしまう可能性があります。また、親にコントロールされていると感じると、自分で決めて取り組む感覚が下がり、勉強への意欲も下がりやすくなります。
テスト後に親が確認するとよいことは何ですか?
点数を見る前に、使っていたテキストやノートを一緒に見ながら、どのように勉強したのかを確認してみましょう。「ここ、何回も繰り返し書いて頑張ったね」と、取り組んだ過程を認めることが大切です。
次のテストに向けた目標は、親が決めてもいいですか?
目標は、親が一方的に決めるのではなく、子ども自身に決めさせることが大切です。「今回はここが悔しかったね。次はどうしたい?」と声をかけ、点数ではなく行動の目標にすると、子どもが前向きに取り組みやすくなります。
親はテスト後、どのように子どもをサポートすればいいですか?
親は点数でジャッジするのではなく、一緒に目標を目指す伴走者として関わることが大切です。「疲れた時は声をかけて」「スマホを預かって」など、目標達成のために親ができるサポートを子どもと一緒に決めてみましょう。
定期テスト後に次の勉強へつなげるにはどうすればよいですか?
点数だけを確認するのではなく、どこを頑張ったのか、次に何を変えるのかを一緒に整理することが大切です。親が一方的に目標を決めるのではなく、子ども自身が次の行動目標を決められるように声をかけると、前向きに取り組みやすくなります。
■ 研究・調査出典
・Edward L. Deci / Richard M. Ryan (1985)
『Intrinsic Motivation and Self-Determination in Human Behavior(人を伸ばす力―内発的動機づけの心理学)』
・Edwin A. Locke (1968)
『Toward a theory of task motivation and incentives (課題達成のモチベーションとインセンティブ(報酬)に関する理論)』









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