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【中学数学】定期テスト2週間前からの勉強法|計算ミス・応用問題の対策スケジュール

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中学生の数学は、公式や解き方は覚えているはずなのに、テストになると計算ミスで基本問題を落としたり、少しひねられた応用問題で手が止まったりしがちです。

数学は、公式や解き方を覚えるだけでなく、「正確に計算する練習」と「問題を見て解き方を選ぶ練習」を分けて行うことがポイントです。
前半は基本問題で計算の正確さを確認し、後半は複数の単元を混ぜた問題演習と解き直しへ進みましょう。
この記事では、中学生が数学の定期テスト2週間前から取り組みやすい勉強法を、具体的なスケジュールとともに紹介します。

数学で「練習したのに点が取れない」原因

数学で「練習したのに点が取れない」ときは、計算そのものの正確さだけでなく、問題を見て「どの解き方を使うか」を判断する練習が不足している場合があります。

ねえドスター、うちの子、数学のワークはちゃんとやってるはずなんだけど、計算ミスで基本問題を落としちゃうことが多いんだよね…。 

テストで焦って計算すると符号を間違えたり、途中で違う数字を書いちゃったりするんだよね。 

しかも公式とか解き方は覚えてるはずなのに、テストで少しひねられた問題になると、急に手が止まっちゃうみたいで。

うん、それすごくよくある悩みだよ。

今回取り上げたいのは、「基本問題での計算ミス」と「応用問題で手が止まる」という2つのケースです。実はどちらも、テスト勉強のやり方に理由があるかもしれません。

数学の応用問題には「どの解き方を使うか」を選ぶ練習も必要

勉強のやり方…? ワークは範囲を一通り解いてるみたいなんだけど。

計算ミスが多い場合は、まず基本問題を実際に解き、どこで間違えているのかを確認することが大切だよ。

公式や解き方を「知っている」ことと、問題を最後まで正確に解けることは同じではありません。

たしかに、公式は覚えてても、実際に解くとなると時間かかったりミスが多くなったりするかも。 

もうひとつ、応用問題で手が止まってしまう場合は、原因として考えられるのが、練習のやり方そのものだよ。ワークって大体、同じ単元の問題がまとめて並んでるよね。 

うん、例えば「方程式」の単元なら方程式の問題が続けて何問も並んでるから、同じ問題を繰り返し解くよね。

そう、それを「集中練習(ブロック練習)」って言うんだけど、このやり方だけに偏っていると、問題を見て「どの解き方を使うか」を判断する練習になりにくいと考えられているんだ。

ドスター博士の豆知識

Rohrer & Taylorの研究結果(2007年発表)

数学問題の練習方法について、「同じ種類の問題をまとめて解く方法(ブロック練習)」と、「異なる種類の問題を混ぜて解く方法(混合練習)」などを比較しました。
その結果、実験2では、1週間後のテストで、問題を混ぜて練習したグループの方が高い成績を示しました。

※この研究の参加者は大学生であり、日本の中学生の定期テストを直接調べた研究ではありません。本記事では、異なる種類の数学問題を混ぜて練習するという学習方法の参考として紹介しています。

へえ…! 同じ単元だけをまとめて解いていると、「その単元の解き方」がわかっていればいいだけになっちゃうってこと?

ドスター博士

そういう傾向が見られている、ということだね。

もちろん個人差はあるから「絶対」とは言えないのですが、単元ごとにまとめて解く練習だけだと、「どの解き方を使えばいいか」を自分で判断する力が鍛えられにくいと考えられています。
テストではいろんな単元の問題が混ざって出てくるので、そこにギャップが生まれやすいのです。

中学数学|定期テスト2週間前からの勉強スケジュール

2週間前から取り組むなら、前半は基本問題でミスを確認し、後半は単元を混ぜた問題演習と解き直しに移る方法があります。

じゃあ、テスト2週間前からどうすればいいの? 

計算ミスと応用力、この2つの課題に順番に向き合っていくのがおすすめだよ。例えば、こんな流れはどうかな。 


■テスト1週間前まで

★14〜8日前(1週目): 
まずは基礎計算の練習。教科書やワークの計算問題を単元ごとに解いて、間違えたら答え合わせして、すぐその場で解き直す。ここでスピードと正確さを底上げ! 

■テスト1週間前から前日まで

★7〜4日前: 
練習のやり方を「単元別」から「単元や問題タイプを混ぜた演習」に切り替える。
※自分で問題を選ぶのが難しければ、テスト範囲+その直前に習った単元から問題を選んで混ぜるのもひとつの方法です。

★3〜1日前: 
総仕上げとして、複数の単元や問題タイプを混ぜて解く「混合演習(インターリーブ)」で、もう一度間違えた問題を中心に解き直す! 


なるほど、最初の1週間は計算力を鍛えて、直前の1週間で「どの単元かわからない状態で解く」練習に切り替えるんだね。 

たしかに、ワークだと「この単元の問題だ」ってわかった状態で解いてるもんね。本番でどの解き方を使うか迷わなくていいのって、逆に楽をしてしまっていたのかも。 

そういうこと。特に1週目は「計算ミスをその場で解き直す」のがポイントだよ。

間違えたまま次に進むと、同じミスを繰り返しやすくなります。間違えた直後に「なぜ間違えたか」を確認して解き直すことが大切です。

後半の単元を混ぜた問題演習は、具体的にはどうやればいいのかな? 

後半は、テスト範囲の中から違う単元や問題タイプを混ぜて解いてみよう。とはいっても、自分で問題を選んで混ぜるのって意外と難しいですよね。

そんなときは、「テスト範囲の問題+その直前に習った単元の問題」を混ぜるのもひとつの方法だよ。数学は、それまでに習った内容を使って次の単元を学ぶことも多いから、前の単元の復習にもなるんだ。

直前の単元…? 例えばどういうこと? 

例えば中1で「方程式」を習うなら、その直前にやった「文字式」を一緒に解いてみる、という感じだね。

方程式の計算は、文字式の考え方の上に成り立っている部分が多くあります。2つを混ぜて解くことで、単元同士のつながりを意識しながら解く練習になるのです。
方程式と文字式に限らず、数学では、それまでに習った内容が次の単元につながっていることがあります。前の単元も一緒に振り返ることで、忘れていた内容を確認しながら、単元同士のつながりを意識するきっかけにもなります。

たしかに、方程式だけ解いてると忘れがちだけど、文字式も一緒にやれば思い出すきっかけになりそうだね。 

テスト範囲の単元と、その直前の単元の問題を意図的に混ぜて解くのがひとつの方法です。ワークがすでに単元別に並んでいる場合は、テスト範囲のページと、ひとつ前の単元のページを交互に開いて解いてみるのも工夫のひとつです。

【まとめ】数学のテスト2週間前は「基本→混合→解き直し」で進めよう

数学の定期テスト2週間前からは、最初に基本問題で理解度とミスを確認し、その後は複数の単元を混ぜた問題演習、最後に間違えた問題の解き直しへ進む方法がおすすめです。

今までは「とにかくワークを一通り解けば大丈夫」って思ってたけど、数学の点数を上げるには、計算ミスと応用力、それぞれ違う練習が必要なんだね。 

がむしゃらに解いてただけだったけど、最初は計算練習、後半は単元を混ぜて解く、って順番があるとわかると、何をすればいいかはっきりして焦らずに済みそう。 

うん、それがいいと思う。

2週間という期間をテスト勉強にあてた場合、計算力を底上げする期間と、応用力を鍛える期間を分けると、計画を立てやすいです。
直前だけで両方を一気にやろうとすると、メリットを活かしきれない可能性があるので、注意してください。 

そっか…どっちも大事だから闇雲にやらせなきゃって焦ってたけど、順番を分ければいいんだ。まずは今日、テスト版の単元を確認して、2週間のスケジュールを、ポココと一緒に組んでみようかな。 

うん、まずはスケジュールを組んで、どこまで進んだかを一緒に確認できるようにしておくと、計算練習から単元を混ぜた問題演習への切り替えも管理しやすくなるはずだよ。 


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FAQ

中学数学の定期テスト勉強は、2週間前から何をすればいいですか?

まずテスト範囲を確認し、基本問題を解いて「できる問題」と「間違える問題」を把握しましょう。その後、単元ごとの基本練習から、複数の単元や問題タイプを混ぜた演習へ進みます。
テスト3日前ごろからは、間違えた問題や解き方に迷った問題を中心に解き直し、できない問題を残さないように仕上げていくのがおすすめです。

数学の計算ミスを減らすには、どんな勉強をすればいいですか?

計算ミスをしたときは、答えだけを確認するのではなく、「どこで・なぜ間違えたのか」まで確認してから解き直すことが大切です。
符号を間違えた、数字を書き間違えた、途中式を省いて間違えたなど、自分が繰り返しやすいミスを把握しておくと、次に問題を解くときにも注意しやすくなります。

数学の応用問題が解けないときは、どう勉強すればいいですか?

まずは、その単元の基本的な解き方を使える状態にしておきましょう。そのうえで、同じ種類の問題だけを続けるのではなく、複数の単元や問題タイプを混ぜて解く練習を取り入れる方法があります。
問題を見ただけでは使う解き方がわからない状態で練習することで、「この問題ではどの解き方を使うか」を自分で考える機会をつくれます。

数学の定期テスト直前は、新しい問題と間違えた問題の解き直しのどちらを優先すればいいですか?

テスト直前は、これまでに間違えた問題や、解き方に迷った問題の解き直しを優先するのがおすすめです。
新しい問題を増やすことよりも、すでに見つかっている苦手やミスをもう一度確認し、「自力で解けるか」を確かめながら仕上げていきましょう。


■研究・参考文献

Rohrer, D. & Taylor, K. (2007). 
『The shuffling of mathematics problems improves learning.(数学の問題シャッフルによる学習促進)』  
Instructional Science, 35(6), 481–498.  

記事監修者

記事監修者

上沼 真也

5,000名以上の中学生を指導した経験から、デジタルとアナログを掛け合わせた「自宅学習の最適解」を提唱。

ICT教育の専門家として中学生の学習の悩みに寄り添い、最短ルートで目標達成を支援する知見を発信します。