中学生の数学は、公式や解き方は覚えているはずなのに、テストになると計算ミスで基本問題を落としたり、少しひねられた応用問題で手が止まったりしがちです。
数学は、公式や解き方を覚えるだけでなく、「正確に計算する練習」と「問題を見て解き方を選ぶ練習」を分けて行うことがポイントです。
前半は基本問題で計算の正確さを確認し、後半は複数の単元を混ぜた問題演習と解き直しへ進みましょう。
この記事では、中学生が数学の定期テスト2週間前から取り組みやすい勉強法を、具体的なスケジュールとともに紹介します。
数学で「練習したのに点が取れない」原因
数学で「練習したのに点が取れない」ときは、計算そのものの正確さだけでなく、問題を見て「どの解き方を使うか」を判断する練習が不足している場合があります。
今回取り上げたいのは、「基本問題での計算ミス」と「応用問題で手が止まる」という2つのケースです。実はどちらも、テスト勉強のやり方に理由があるかもしれません。
数学の応用問題には「どの解き方を使うか」を選ぶ練習も必要
公式や解き方を「知っている」ことと、問題を最後まで正確に解けることは同じではありません。
もちろん個人差はあるから「絶対」とは言えないのですが、単元ごとにまとめて解く練習だけだと、「どの解き方を使えばいいか」を自分で判断する力が鍛えられにくいと考えられています。
テストではいろんな単元の問題が混ざって出てくるので、そこにギャップが生まれやすいのです。
中学数学|定期テスト2週間前からの勉強スケジュール
2週間前から取り組むなら、前半は基本問題でミスを確認し、後半は単元を混ぜた問題演習と解き直しに移る方法があります。
■テスト1週間前まで
★14〜8日前(1週目):
まずは基礎計算の練習。教科書やワークの計算問題を単元ごとに解いて、間違えたら答え合わせして、すぐその場で解き直す。ここでスピードと正確さを底上げ!
■テスト1週間前から前日まで
★7〜4日前:
練習のやり方を「単元別」から「単元や問題タイプを混ぜた演習」に切り替える。
※自分で問題を選ぶのが難しければ、テスト範囲+その直前に習った単元から問題を選んで混ぜるのもひとつの方法です。
★3〜1日前:
総仕上げとして、複数の単元や問題タイプを混ぜて解く「混合演習(インターリーブ)」で、もう一度間違えた問題を中心に解き直す!
間違えたまま次に進むと、同じミスを繰り返しやすくなります。間違えた直後に「なぜ間違えたか」を確認して解き直すことが大切です。
後半は、テスト範囲の中から違う単元や問題タイプを混ぜて解いてみよう。とはいっても、自分で問題を選んで混ぜるのって意外と難しいですよね。
方程式の計算は、文字式の考え方の上に成り立っている部分が多くあります。2つを混ぜて解くことで、単元同士のつながりを意識しながら解く練習になるのです。
方程式と文字式に限らず、数学では、それまでに習った内容が次の単元につながっていることがあります。前の単元も一緒に振り返ることで、忘れていた内容を確認しながら、単元同士のつながりを意識するきっかけにもなります。
テスト範囲の単元と、その直前の単元の問題を意図的に混ぜて解くのがひとつの方法です。ワークがすでに単元別に並んでいる場合は、テスト範囲のページと、ひとつ前の単元のページを交互に開いて解いてみるのも工夫のひとつです。
【まとめ】数学のテスト2週間前は「基本→混合→解き直し」で進めよう
数学の定期テスト2週間前からは、最初に基本問題で理解度とミスを確認し、その後は複数の単元を混ぜた問題演習、最後に間違えた問題の解き直しへ進む方法がおすすめです。
2週間という期間をテスト勉強にあてた場合、計算力を底上げする期間と、応用力を鍛える期間を分けると、計画を立てやすいです。
直前だけで両方を一気にやろうとすると、メリットを活かしきれない可能性があるので、注意してください。
「わからない」を短時間で確認して、すぐ問題演習へ
数学のテスト勉強中に「この解き方、どうやるんだっけ?」と止まってしまったら、教科書を最初から読み直す必要はありません。
『どこでもスタディ』は、1単元約5分の解説動画+書き込み式テキストで、必要な単元を確認してから自分で問題を解くことができます。
FAQ
中学数学の定期テスト勉強は、2週間前から何をすればいいですか?
まずテスト範囲を確認し、基本問題を解いて「できる問題」と「間違える問題」を把握しましょう。その後、単元ごとの基本練習から、複数の単元や問題タイプを混ぜた演習へ進みます。
テスト3日前ごろからは、間違えた問題や解き方に迷った問題を中心に解き直し、できない問題を残さないように仕上げていくのがおすすめです。
数学の計算ミスを減らすには、どんな勉強をすればいいですか?
計算ミスをしたときは、答えだけを確認するのではなく、「どこで・なぜ間違えたのか」まで確認してから解き直すことが大切です。
符号を間違えた、数字を書き間違えた、途中式を省いて間違えたなど、自分が繰り返しやすいミスを把握しておくと、次に問題を解くときにも注意しやすくなります。
数学の応用問題が解けないときは、どう勉強すればいいですか?
まずは、その単元の基本的な解き方を使える状態にしておきましょう。そのうえで、同じ種類の問題だけを続けるのではなく、複数の単元や問題タイプを混ぜて解く練習を取り入れる方法があります。
問題を見ただけでは使う解き方がわからない状態で練習することで、「この問題ではどの解き方を使うか」を自分で考える機会をつくれます。
数学の定期テスト直前は、新しい問題と間違えた問題の解き直しのどちらを優先すればいいですか?
テスト直前は、これまでに間違えた問題や、解き方に迷った問題の解き直しを優先するのがおすすめです。
新しい問題を増やすことよりも、すでに見つかっている苦手やミスをもう一度確認し、「自力で解けるか」を確かめながら仕上げていきましょう。
■研究・参考文献
Rohrer, D. & Taylor, K. (2007).
『The shuffling of mathematics problems improves learning.(数学の問題シャッフルによる学習促進)』
Instructional Science, 35(6), 481–498.

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