定期テストまであと2週間。中学生の英語は、単語も文法も「やったはず」なのに、いざテストになると手が止まってしまう…そんな声をよく耳にします。
定期テスト2週間前からの英語は、単語と文法を一度に詰め込むのではなく、「覚える→解く→間違えたところに戻る」を日を空けて繰り返すのがポイントです。
特に、「単語帳を見ればわかるのに書けない」「文法は勉強したはずなのに問題になると解けない」という中学生は、勉強時間だけでなく復習のタイミングと方法を見直してみましょう。
この記事では、定期テスト2週間前から前日までを、英単語・英文法に分けて具体的なスケジュールで紹介します。
今日は、エブリ・ポココ・ドスターの3人と一緒に見ていきましょう。
英語を勉強したのにテストで書けないのはなぜ?
中学生の英語でつまずくパターンとして多いのが、「覚えた”つもり”」でテストに臨んでしまうケース。
実はこれ、テスト勉強のやり方そのものに理由があるかもしれません。
英単語・英文法は「まとめて詰め込む」より間隔を空けて復習する
アメリカのカリフォルニア大学サンディエゴ校などの心理学者Cepedaらが2006年に発表した研究では、同じ内容を一度に集中して学習するよりも、時間の間隔を空けて繰り返し学習したほうが、記憶に残りやすい傾向が見られたと報告されています。
もちろん個人差はあるから「絶対」とは言えないのですが、単語など、覚えた内容を後から思い出す必要がある学習では、こうした「間隔を空けて復習する」という考え方を取り入れることができます。
中学英語|定期テスト2週間前からの勉強スケジュール
ここからは、こうした「間隔を空けて復習する」「実際に解いて確かめる」という考え方をもとに、学習塾で中学生の学習を支援してきた経験も踏まえながら、2週間の進め方の一例を紹介します。
■14~7日前|テスト範囲を確認して単語・文法の弱点を見つける
★14日前
まずテスト範囲の確認から。単語はどこからどこまで出るか、文法事項は何を習ったか、教科書やワークでチェックする 。
★13〜11日前
単語を一通りインプット。最初は「読み」と「意味」がわかればOKレベルでどんどん進める。
★10日前
文法の総復習をスタート。教科書のインプットから入らず、まずワークを解いてみて、解けなかった問題を優先的に教科書やワークに戻って覚え直す 。
★9〜7日前
単語を「意味がわかる」から「自分で書ける」レベルに引き上げる。
1週間前までに単語をひと通りマスターしておく!
■6~4日前|間違えた文法問題を解き直す
文法をもう一度復習。ただし全部やり直すのではなく、10日前の段階で間違えた問題に絞って解き直す
■3日前~前日|単語・文法の「できない」を最終確認する
単語・文法の総復習。最後の総仕上げとして、これまで間違えたところを中心に覚え直し・解き直しをする
また、10日前に間違えた問題を6〜4日前にもう一度解き直して、それでも残った部分を3〜1日前にさらに解き直す。この繰り返しも記憶の定着につながると考えられています。
ぜひ試してみてください。
英語のテスト勉強は「見る」だけで終わらせない
学習した内容を自分で思い出そうとする方法は「検索練習(retrieval practice)」と呼ばれています。研究では、学習した内容をもう一度読むだけでなく、自分で思い出す機会を設けることが、その後の記憶保持に役立つことが報告されています。
だから今回のスケジュールでも、単語なら「見ればわかる」で終わらず日本語や英語を隠して答えてみる。文法なら解説を読むだけでなく、一度自分で問題を解いてみる。そうして「できるかどうか」を確かめる時間を入れています。
9〜7日前の「書き」の練習や、文法の「解いてみる→間違えた部分をやり直す」という流れ自体が、この「思い出しながら手を動かす」作業を自然に組み込んだ形になっているのです。
まとめ|英語は2週間で「覚える→解く→戻る」を繰り返そう
逆に言えば、直前の数日だけで単語も文法も一気にやろうとすると、この期間の使い方のメリットを活かしきれない可能性があります。
家庭学習の計画を立てるとき、「今日は何を、どのくらい進めたか」が親子で見えやすい状態にしておくと、こうした間隔学習のスケジュールも管理しやすくなります。日々の学習の記録が残る仕組みを取り入れてみるのも、ひとつの工夫かもしれません。
「わからない」を短時間で確認して、すぐ問題演習へ
テスト勉強中に「この文法、どうやるんだっけ?」と止まってしまったら、教科書を最初から読み直す必要はありません。
『どこでもスタディ』は、1単元約5分の解説動画+書き込み式テキストで、必要な単元を確認してから自分で問題を解くことができます。
テスト2週間前の「苦手なところだけ確認したい」「解き直したい」という学習にも活用できます。
FAQ
中学英語のテスト勉強は何日前から始めればいい?
テスト範囲がわかっているなら、2週間前から始めると、単語や文法を一度に詰め込まず、間隔を空けながら復習する計画を立てやすくなります。
英単語は何日前までに覚える?
この記事では、1週間前までに一通り確認し、その後は間違えた単語を中心に繰り返す方法を紹介しています。
英単語は見るだけでもいい?
最初は読みや意味の確認から始めても構いませんが、テストで書く必要がある単語は、答えを隠して思い出したり、実際に書けるか確認したりしましょう。
英文法は教科書とワークのどちらから始める?
一度学習した範囲なら、まずワークなどの問題を解いて、できないところを確認してから教科書や解説に戻る方法があります。
英語はどのようなスケジュールでテスト勉強をしたらいい?
下記の2週間スケジュール表を参考にしてみてください。
| 時期 | 英単語 | 英文法 |
|---|---|---|
| 14日前 | テスト範囲を確認 | テスト範囲を確認 |
| 13~11日前 | 読み・意味を確認 | —— |
| 10日前 | —— | 問題を解いて弱点確認と復習 |
| 9~7日前 | 書きを確認 | —— |
| 6~4日前 | —— | 間違えた問題を解き直す |
| 3日前~前日 | 総復習(間違えたところを優先) | 総復習(間違えたところを優先) |
■研究・参考文献
Cepeda, N. J., Pashler, H., Vul, E., Wixted, J. T., & Rohrer, D. (2006).
Distributed practice in verbal recall tasks: A review and quantitative synthesis. Psychological Bulletin, 132(3), 354–380.
Roediger, H. L., III, & Karpicke, J. D. (2006).
Test-enhanced learning: Taking memory tests improves long-term retention. Psychological Science, 17(3), 249–255.




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