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中学生がスマホばかりで勉強しない!親のイライラを解消する声掛けと自宅学習への導き方

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中学生が動画ばかりで勉強しない!親のイライラを解消する声掛けと自宅学習への導き方

はぁ。ポココ、定期テストが近いのにスマホで動画ばかり見てる。学校から帰ってくるといつもこうだなあ。「勉強しなさい!」って毎日怒るのにも疲れてきちゃった…。中学生になってから、自宅学習の習慣がすっかりなくなってしまった気がするけど、どう関わればいいんだろう…。

あと少しだけ!このおすすめ動画が終わったら絶対に勉強するから!
あ、でも次のも面白そう。ちょっとだけならいいよね…?

おや、エブリ。深くため息をついて、お困りのようだね。中学生のお子さんが自宅で動画ばかり見て勉強しないというのは、現代の多くの親御さんが抱える共通の悩みだよね。でも、ただ叱るだけでは逆効果になることが多いんだ。

皆さんも同じように悩んだことはありませんか?
叱ると反発され、かといって放っておくと2時間でも3時間でも動画を見続けてしまう…。
保護者はどう関わっていけばよいのでしょうか?

動画ばかり見てしまうのはなぜ?

お子さんが動画をやめられないのは、意志が弱いからではありません。
実は、スマートフォンの動画アプリなどは、脳の『報酬系』を強く刺激するように作られているのです。
次々と新しい情報や面白い映像が流れてくると、脳内でドーパミンという快楽物質が分泌され、もっと見たいという状態になります。

脳の仕組みが関係していたんだ!だから『やめなさい』という言葉だけでは、なかなか行動を変えられないんだね。

その通り。ここで一つ、興味深い研究を紹介するね。東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授らの研究チームが行った大規模調査です。

【研究結果】 

『スマートフォンの使用時間が長い中学生ほど、自宅学習の時間を確保していても、学力テストの平均正答率が下がる傾向が見られた』 
:動画をただ見続ける『受け身(インプット)』の状態が続くと、脳の「考える力」や集中力の持続に影響を及ぼす。 

いきなり勉強はNG!反発を生まない「ルール作り」と「声掛け」

やっぱり!動画は脳に与える影響が大きいんだね。でもドスター博士、正直なところ、今は毎日「勉強しなさい!」「あとでやる!」の言い合いで、険悪なムードなんです。いきなり勉強させようとしても、絶対うまくいかないと思うんだけど…。

素晴らしい気付きだね!親子関係がピリピリしている状態で、いきなり学習を押し付けるのは得策ではありません。まずは、関係性をフラットに戻すための「ルール作り」と「簡単な声掛け」から始めていこう。

ルール作りは子ども自身で。

まずは「ルール作り」ですが、親から一方的に「1日1時間まで!」と押し付けるのはNGです。
心理学の「自己決定理論(エドワード・デシら提唱)」でも、人は他人から強制されるより、自分で決めた目標の方が意欲が高まり、守りやすいことが証明されています。

「夜ご飯の後はどう過ごす?」「何時までなら気持ちよく終われそう?」と、お子さん自身に考えさせて決定させるのがコツです。


自分で決めさせるんだね!でも、もし守れなかった時はどう声掛けすればいいの?「やっぱり守れてないじゃん!」って怒ってしまいそうで…。

そんなときは!「アイ・メッセージ(「私」を主語にする伝え方)」の出番です。

アイ・メッセージとは?

子どもが約束を守らずにいつまでも動画を見ていたりすると、親はつい「(あなたは)なんで約束を守らないの!」「(あなたは)いつまで動画を見ているの!」と怒ってしまいがちです。 
このように、相手(You)を主語にして責める伝え方を「ユー・メッセージ(You Message)」と呼びます。 
「ユー・メッセージ」は相手に「攻撃された」と感じさせやすく、思春期の中学生は無意識に反発や自己防衛のスイッチを入れてしまいます。 

そこで効果的なのが、自分(私=I)を主語にして感情を伝える「アイ・メッセージ(I Message)」です。 

×【ユー・メッセージ】「(あなたは)いつまでスマホを触ってるの!」 

○【アイ・メッセージ】「約束の時間を過ぎていると、(私は)心配になっちゃうな」 

このように、「私」がどう感じているかを素直に伝えることで、子どもは「責められている」というプレッシャーを感じにくく、「お母さん(お父さん)を心配させてしまったな」と自らの行動を素直に振り返りやすくなります

さらに、日常の何気ない声掛けも工夫してみましょう。動画を見ている最中に「また見てるの?」と否定から入るのではなく、「それ、何ていうYouTuber?面白そうだね!」と、まずは相手の興味に関心を示してみてください。

対話の延長で「アウトプット中心の学習」へシフトする

なるほど!いきなり勉強に向かわせるのではなく、まずは動画の話題から会話のキャッチボールを始めて、心の距離を近づければいいんだね。

関係性が少し和らいできたら、勉強において『アウトプット』の楽しさを実感させるステップへ進みましょう。

アメリカの国立訓練研究所が提唱する『ラーニングピラミッド』というモデルでは、講義を聞いたり映像を見たりするだけの受け身の学習よりも、自ら問題を解いたり、他人に教えたりする『能動的な学習(アウトプット)』のほうが、学習定着率が圧倒的に高いとされています。

ただ見るだけじゃなくて、自分で手を動かしたり、考えたりするほうが覚えやすいってことだね!

ご家庭では、対話の延長として以下のようなステップがおすすめです。

【動画を学習につなげる「アウトプット」のステップ】

  1. 動画の感想をアウトプットさせる
    「さっきの動画、どんなところが面白かったの?」と聞き、自分の言葉で説明させる習慣をつけます。 
  2. 学習もアウトプット中心にする
    「ねえねえ、今日の社会で習ったこと、お母さんに一つクイズ出してくれない?」など、親子の会話の中でゲーム感覚の学習を取り入れます。 
  3. 達成感を刺激する教材を活用する
    ドーパミンを「趣味の動画」ではなく「学習動画」と「問題が解けた達成感」で分泌させる仕組みを持つ、自宅学習教材を活用するのも一つの手です。

まとめ 親子のコミュニケーションから、学ぶ楽しさを引き出そう

ただ「勉強しなさい!」と怒るのではなく、まずは子どもの興味に寄り添う声掛けをして、少しずつアウトプットを引き出してあげることが大切なんだね。さっそく、今日の動画の感想を聞くところから始めてみようかな!

うん!動画の内容なら、話したいこといっぱいあるよ!

中学生の時期は反抗期も重なり、親子のコミュニケーションが難しくなる時期でもあります。

親御さんだけが成績や素行で悩まずに、お子さんにアウトプットの習慣をつける自宅学習教材もうまく頼りながら、「話を聞いてくれた!」「問題が解けた!」という喜びを増やしてあげてたいですね。

■ 研究・調査出典

・川島隆太(東北大学加齢医学研究所教授)ほか、仙台市教育委員会との合同研究プロジェクト (2018)
『スマホが学力を破壊する』

・Edward L. Deci / Richard M. Ryan(1985)
『Intrinsic Motivation and Self-Determination in Human Behavior(人間の行動における内発的動機づけと自己決定)

・アメリカ国立訓練研究所(NTL Institute) (1950-1955)
「ラーニングピラミッド(The Learning Pyramid)」モデルの研究・提唱

FAQ

中学生が動画ばかり見て勉強しないのはなぜですか?

動画は短時間で多くの情報や刺激を得られるため、つい見続けてしまうことがあります。動画視聴そのものを否定するのではなく、学習時間とのバランスを考えることが大切です。

「勉強しなさい」と言うのは逆効果ですか?

必ずしも逆効果とは限りませんが、繰り返し強く言われることで反発が生まれる場合があります。一方的に指示するのではなく、子どもと一緒にルールを決めることがポイントです。

アイ・メッセージとは何ですか?

アイ・メッセージとは、「私はこう感じている」という形で気持ちを伝えるコミュニケーション方法です。相手を責める表現を避けながら、自分の思いを伝えやすくなります。

家庭学習を続けるために親ができることはありますか?

学習時間やスマホ利用のルールを子どもと一緒に決めることや、結果だけでなく取り組みを認める声掛けが大切です。

動画視聴と勉強を両立する方法はありますか?

動画を完全に禁止するのではなく、視聴時間のルールを決めたり、学習後の楽しみとして活用したりする方法があります。無理なく続けられる仕組みを作ることが重要です。

動画に奪われていた集中力を、
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記事監修者

記事監修者

上沼 真也

5,000名以上の中学生を指導した経験から、デジタルとアナログを掛け合わせた「自宅学習の最適解」を提唱。

ICT教育の専門家として中学生の学習の悩みに寄り添い、最短ルートで目標達成を支援する知見を発信します。