勉強法

定期テスト直前にやるべき中学生の勉強法!点数を上げるアウトプット学習とは?

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中学生の定期テスト直前!点数を上げるために絶対やるべき「科学的」なテスト前勉強法!

「定期テストまであと2週間。うちの子、机には向かっているけれど本当に成績は上がるの?」
「教科書を眺めているだけに見えるけれど、口出しするとケンカになるし…」
中学生のお子様を持つ保護者の皆様、このようなご不安を抱えていませんか? 

実は、一生懸命勉強してもテストの点数が取れないのには、「科学的な理由」があります。
今回は、中学生の「テスト直前の正しい学習法」について、エブリたちと一緒に学んでいきましょう。 

定期テスト前に「勉強したつもり」で終わってしまう理由

ポココ、定期テストまであと2週間。そろそろ本気で勉強しないと、また「勉強したのに点数が取れない」って落ち込むことになるよ! 

えー、大丈夫だよエブリ!今日もちゃんと教科書を何回も読んだし、大事なところはマーカーで引いて、綺麗なまとめノートも作ってるもん。勉強してるよ!

でも、前のテストの時も同じように「勉強した!」って言っていたのに、本番では全然解けなかったじゃん。本当にその勉強法で合っているの…? 

実はポココのその「教科書を何度も読む」「綺麗にノートをまとめる」という勉強法、科学的に見ると非常に危険なんだ。定期テストの点数が伸びない原因は、そこにあるかもしれないよ。

えっ、ドスター博士!?その勉強法、どこがいけないの?ちゃんと頭に入れているつもりなんだけど…。

ここが落とし穴。「読めば理解できる」と「何も見ずに自力で解ける」は全く別のスキルなのです。
何度もテキストを読むと、脳は「すらすら読める=自分はもう覚えた」と錯覚してしまいます。これを心理学で流暢性の錯覚(Illusion of Competence)」と呼びます。 

実は、「わかったつもり」になっているだけで、定着はしていないことがあるのです。
保護者の方が抱く「本当にわかっているのかな?」という不安は、あながち間違っていなかったかもしれません。 

テスト前はアウトプット学習が大切|記憶が定着しやすい理由

じゃあ、「わかったつもり」の勉強にならないためには、どうすれば良いの?

ズバリ、「思い出す作業(アウトプット)」を中心にすることだよ。

ここで一つ、ワシントン大学の有名な研究をご紹介します。

【研究結果】 


2006年、ヘンリー・ローディガー博士とジェフリー・カーピキ博士は学生を2つのグループに分け、以下の方法で学習させました。 

  1. テキストを何度も繰り返し「読む」グループ 
  1. テキストを一度読んだ後、小テストで何度も「思い出す(テストする)」グループ 

最終的なテストの結果、圧倒的に高得点を取ったのは「2」の小テストで何度も思い出す作業(アウトプット)をしたグループでした。

単に知識を頭に入れるインプットよりも、「脳から知識を引っ張り出す(アウトプットする)時にこそ、記憶は強く定着する」ということが科学的に証明されたのです。これを「テスト効果」と呼びます。 

なるほど!インプットの動画教材や教科書を見るだけではなく、自力で書いてアウトプットしなければ意味がないんだね。 

さらに、ケント州立大学のジョン・ダンロスキー教授らによる2013年の研究でも、「練習テスト(自力で問題を解くこと)」と「分散学習(時間を空けて復習すること)」が、最も効果の高い学習法であると結論づけられています。 

 そっか…。教科書を読んで満足して、実際に「問題を解く」ことを全然していなかったよ。 

気が付けて良かったよ!じゃあ、この科学的根拠に基づいた、「中学生の定期テスト2週間前の学習法」を伝授するね!

定期テスト直前におすすめの勉強法

〈テスト14日前〜8日前〉インプットを終わらせ、ひたすら「解く」 

  • 教科書を読んだりまとめノートを作ったりする「インプット」の時間は最小限にする 
  • 学校のワークや通信教材などの問題を「何も見ずに自力で解く(アウトプット)」ことに時間を使う 
  • 間違えた問題には、必ず赤ペンで「×」などの印をつけておく 

〈テスト7日前〜前日〉「×」がついた問題だけを何度も「テスト」する 

  • 印をつけておいた「間違えた問題(×の問題)」だけを何度も解き直す(練習テスト) 
  • 答えは見ず、自力で解けるようになるまで繰り返す 

「自力で解けるかどうか」を基準にすれば、「今日はどこまで解けるようになった?」って、具体的な声かけができるね。勉強の進み具合が可視化されるので、イライラすることも減る気がする! 

よーし!綺麗なノートに拘るのはやめて、さっそく学校のワークを「解いて」みるよ。間違えた問題は弱点だから、そこを何回もテストすればいいんだね! 

その意気だよ!。家庭学習は「何時間机に向かったか」ではなく、「いくつ自力で解ける問題を増やせたか」が勝負。応援してるね!

まとめ テスト直前は「読む」より「解く」を増やそう

中学生の定期テスト2週間前は、「教科書を読む」「ノートをまとめる」といったインプット作業から卒業するタイミングです。 科学的にも証明されている通り、成績を上げる鍵は「何も見ずに問題を解く(アウトプット)」ことにあります 

お子様が自宅でテスト勉強をする際は、ぜひ「ノート作り」ではなく「問題演習」に時間を使えているか、見守ってみてください。また、これから家庭学習用の教材を選ぶ際も、「動画を見るだけ」「画面をタップするだけ」ではなく、「実際に手を動かして問題を解く仕組み」が整っているかどうかが、成績アップの重要なポイントになります。 

家庭学習のやり方を少し変えるだけで、お子様の「わかった!」という言葉が、本物の「解ける!」へ、そしてテストの得点につながっていくはずです。 


■ 研究・調査出典 

・『Test-Enhanced Learning: Taking Memory Tests Improves Long-Term Retention (2006)』  
ヘンリー・ローディガー(Henry L. Roediger III)/ジェフリー・カーピキ(Jeffrey D. Karpicke) 

・『Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques: Promising Directions From Cognitive and Educational Psychology (2013)』  
ジョン・ダンロスキー(John Dunlosky)ら 

FAQ

定期テスト直前は何を勉強すればよいですか?

定期テスト直前は、教科書を読むだけでなく、学校のワークや通信教材などの問題を自力で解く練習を優先するのがおすすめです。特に、間違えた問題に印をつけ、もう一度解き直すことで、本番で使える力につながります。

教科書を何度も読んでいるのに点数が取れないのはなぜですか?

教科書を読むことと、何も見ずに自力で問題を解くことは別の力です。読んで理解したつもりでも、テスト本番で思い出して答える練習が足りないと、点数につながりにくい場合があります。

テスト前にノートまとめをするのはよくないですか?

ノートまとめ自体が悪いわけではありません。ただし、テスト直前にノート作りだけで終わってしまうと、問題を解く練習が不足しやすくなります。テスト前は、まとめる時間を短めにして、自力で問題を解く時間を増やしてみてください。

アウトプット学習とは何ですか?

アウトプット学習とは、覚えた内容を思い出したり、問題を解いたりして、頭の中の知識を外に出す学習のことです。テスト前は、読む・見るだけでなく、自分で書いて答える練習をすることで、記憶が定着しやすくなります。

間違えた問題はどう復習すればよいですか?

答えを見ずに、自力で解けるまで繰り替し復習するのがおすすめです。

紙に書いてしっかり定着させる「アウトプット型」の家庭学習なら、 
こちらの教材もぜひ参考にしてみてください!

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記事監修者

記事監修者

上沼 真也

5,000名以上の中学生を指導した経験から、デジタルとアナログを掛け合わせた「自宅学習の最適解」を提唱。

ICT教育の専門家として中学生の学習の悩みに寄り添い、最短ルートで目標達成を支援する知見を発信します。