夏休み初日から大バトル!スマホとタブレットが止まらない…
皆さんにも、似たような経験はありませんか?
しかし、感情的にスマホを取り上げたり、頭ごなしに「勉強しなさい!」と命令したりするだけでは、親子げんかが増え、本人が自分から行動するきっかけを失ってしまうこともあります。
科学的に分析!なぜ中学生は夏休みにスマホをやめられないの?
①「見るな」と言われるほど気になる?心の皮肉な仕組みとは
もちろん、必要なルールまでなくす必要はありません。
ただ、「見るな」「触るな」と禁止を繰り返すだけでは、本人の注意がスマホへ向き続けてしまうこともあります。禁止するだけでなく、「いつ・どこなら使えるか」「使わない間はどこに置くか」まで具体的に決めることが大切です。
②夜のスマホが招く「社会的時差ボケ(ソーシャル・ジェットラグ)」
夏休みに夜遅くまでスマホを使うと、画面の光によって体内時計やメラトニンの分泌が影響を受けることがあります。
それだけでなく、動画やSNSを見続けて就寝時刻が遅くなることも、睡眠リズムを崩す原因になりえます。
また、学校がある日と休日で、寝る時刻や起きる時刻が大きくずれる状態は、「社会的時差ボケ(ソーシャル・ジェットラグ)」と呼ばれています。
これが起きると、日中の眠気や疲労感につながり、勉強へ集中しにくくなる可能性があります。
スマホから離れて、夏休みの生活リズムを整える3つのコツ
① スマホを遠ざける「20秒ルール」
これは、やめたい行動を始めるまでの手間を増やし、続けたい行動を始めるまでの手間を減らすという習慣づくりのアイデアです。
スマホをすぐに触れない場所へ置き、勉強道具をすぐ使える状態にするなど、行動までのひと手間を変えることがポイントです。
※名称は「20秒ルール」ですが、必ず20秒を測る必要はありません。
【スマホを遠ざける具体的な工夫例】
- スマートフォンの電源を切り、親子で決めた場所へ置く
- 親子で決めた時間には、リビングの充電スペースへ置く
- 通知をオフにし、動画やSNSのアプリをホーム画面から外す
②「勉強しなさい」ではなく、小さな選択肢を子ども自身に選ばせる
【声掛けの工夫例】
NG:スマホばかり見てないで、早く勉強しなさい!
OK:10分だけ数学のワークをやるのと、英単語を5つ覚えてみるの、どっちからはじめる?
③スマホやテレビを見る「場所」をゾーニングする
【ゾーニングルールの例】
- 娯楽目的でスマホやゲームを使う場所を、リビングなどに決める
- 勉強中や就寝時は、スマホを机やベッドから離れた場所へ置く
- 学習で使う場合は、使う目的や終了時刻を先に決める
まとめ:少しの工夫でイライラしない夏休みを
ルールを決める際には保護者が一方的に決めるのではなく、「何時まで使うか」「勉強中はどこへ置くか」「例外はどんなときか」を親子で話し合い、守れそうなルールを決めることが大切です。
たとえば、「午前中にワークを1ページ終えたらスマホを使う」「夜10時以降はリビングで充電する」など、時間・場所・やることを具体的に決めてみましょう。
提供・運営:
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FAQ
中学生が夏休みにスマホや動画に夢中になってしまうのはなぜですか?
中学生が夏休みにスマホをやめられない背景には、単なる「意思の弱さ」だけでなく、スマホがすぐ手に取れる環境や、生活リズムの変化が関係している場合があります。
また、「勉強しなければいけない」と分かっていても、今すぐ楽しいスマホや動画を優先してしまうこともあります。まずは勉強を始めやすい環境づくりから考えてみることが大切です。
夏休み中のスマホは取り上げたほうがよいですか?
スマホを一方的に取り上げるだけでは、親子げんかにつながったり、子どもが納得できないままルールを守れなくなったりすることがあります。
「何時まで使うか」「どこに置くか」「勉強中はどうするか」などを親子で話し合い、本人も納得できるルールを作ることがおすすめです。
中学生のスマホ使用時間は何時間までに制限すればよいですか?
スマホの適切な使用時間は、家庭の生活スタイルや目的によって異なるため、一律に何時間と決めることは難しいです。
大切なのは時間だけで制限するのではなく、「勉強中は別の場所に置く」「就寝前はスマホを使わない」など、生活リズムを崩さない使い方を親子で決めることです。
「勉強しなさい」と言っても子どもが動かない場合、どう声かけすればよいですか?
命令だけではなく、子ども自身が選べる形で声をかけることがおすすめです。
例えば、「早く勉強しなさい」ではなく、「数学のワークを1問解くのと、英単語を5個覚えるのなら、どちらから始める?」のように選択肢を渡すことで、自分で決めて行動するきっかけになります。
「20秒ルール」とは何ですか?
20秒ルールとは、ポジティブ心理学の研究者・著者であるショーン・エイカー氏が紹介した、習慣づくりの考え方です。やめたい行動までの手間を増やし、続けたい行動までの手間を減らすことで、行動を変えやすくするというものです。
例えば、スマホをすぐ触れない場所へ置く、勉強道具をすぐ使える状態にしておくなど、環境を整える工夫に活用できます。
夏休みに生活リズムが崩れた場合、何から改善すればよいですか
まずは睡眠リズムを整えることから始めましょう。
夜更かしや朝寝坊が続くと、日中の眠気や集中力低下につながる場合があります。いきなり完璧を目指すのではなく、「起きる時間を決める」「夜のスマホを置く場所を決める」など、小さなルールから整えていくことがおすすめです。
スマホを使った学習も禁止したほうがよいですか?
スマホやタブレットは、使い方によっては学習にも活用できます。
大切なのは、娯楽目的の利用と学習目的の利用を分けることです。「何のために使うのか」「いつ終わるのか」を決めて使うことで、デジタル教材を効果的に活用できます。
夏休みに勉強習慣を作るには、どのくらいの時間から始めればよいですか?
最初から長時間の勉強を目標にすると、始めること自体が負担になる場合があります。
まずは5分や1問など、小さな学習から始めるのがおすすめです。「できた」という経験を積み重ねることで、少しずつ家庭学習の習慣につながります。
■ 研究・調査出典
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・Chang, A.-M., Aeschbach, D., Duffy, J. F., & Czeisler, C. A.(2015)“Evening Use of Light-Emitting eReaders Negatively Affects Sleep, Circadian Timing, and Next-Morning Alertness.” Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 112(4), 1232–1237. https://doi.org/10.1073/pnas.1418490112
・Komada, Y., Breugelmans, R., Drake, C. L., Nakajima, S., Tamura, N., Tanaka, H., Inoue, S., & Inoue, Y.(2016)“Social Jetlag Affects Subjective Daytime Sleepiness in School-Aged Children and Adolescents: A Study Using the Japanese Version of the Pediatric Daytime Sleepiness Scale(PDSS-J).” Chronobiology International, 33(10), 1311–1319. https://doi.org/10.1080/07420528.2016.1213739
























