勉強法

【中3受験生】まだ間に合う!夏休み後半から1・2年の復習を効率よく進める方法

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はぁ…もう夏休みも後半なのに、ポココが受験生らしく集中して勉強してる様子が見えないよ。

部活を引退したら切り替わると思ってたのに、1・2年の総復習も全然進んでない気がする。
このままだと秋からの模試やテストに間に合わないんじゃないか…。
こんな心配をされていませんか?

だってさ〜、中1からの全教科・全単元を復習しなきゃいけないと思うと、範囲が広すぎてどこから手をつければいいかわからなくなるんだもん。教科書を見ながらノートを綺麗にまとめ直そうとしてるんだけど、全然進まなくていやになるし…。

ふむふむ、ふたりの焦る気持ちはよくわかるぞ!でもポココ、ノートを最初から綺麗にまとめ直して進まなくなってしまうのは、実は受験生が陥りがちなパターンの一つと言われているんだ。

えっ、ノートのまとめ直しがもしかして効率悪いの!?真面目に復習しようとしてるのに!

全員に当てはまるわけではないけれど、膨大な範囲がある受験勉強では、すべての単元を勉強しようとすると時間が足りなくなってしまいがちだからね。今日はやってしまいがちな勉強法と、8月から無理なく進めるための『効率的な優先順位』を教えるね!

やってない?受験生が陥りやすい「時間がかかりがちな勉強法」2選

でも、ノートまとめが効率悪いなら、どうやって1・2年の復習をすればいいの?

まずは、受験生が無意識にやってしまいがちな『効率が落ちやすい傾向にある勉強法』を知っておこう。

⚠️受験生が陥りやすい「時間がかかりがちな勉強法」

1. 教科書や参考書を綺麗にノートにまとめ直す(インプット過多)

「書く作業」だけで満足してしまい、ノートを書くこと自体が目的になってしまうと、覚えた内容を思い出したり、実際に問題を解いたりする時間が少なくなってしまうことがあります。

2. 得意な教科や好きな単元ばかり解く

前向きに取り組みやすい一方で、得意な教科や単元ばかり進めていると、苦手な教科や単元の復習が後回しになってしまいます。 

注目の研究:Dunlosky et al.(2013年)

論文名:『Improving Students’ Learning with Effective Learning Techniques(効果的な学習技法による学習向上の研究)』 

認知・教育心理学の研究を幅広く検討したDunloskyらは、さまざまな学習法の有効性を比較しています。その中で、再読や要約は有用性が低い学習法、練習テスト(Practice Testing)は有用性が高い学習法の一つとして評価されています。
つまり、教科書を読んだりノートに整理したりするだけで終わるのではなく、「覚えているか自分で確かめる」「実際に問題を解いて思い出す」時間を取り入れることが、効率的な復習につながると考えられます。

綺麗にまとめ直すのは、ただの『作業』になりがちだったんだね。ノートを作るのに満足して時間がなくなっていたかも…。

たしかに…まとめ終わっただけで『勉強した気』になって、実際には問題を解く練習をしてなかったかも!

そうなんだ。受験勉強で大切なのは、参考書を読むことだけでなく『自分の頭で思い出して問題を解くこと』と言われているよ。限られた時間で成果を目指すための優先順位を見てみよう!

8月から成果を目指す!1・2年復習の「優先順位ロードマップ」

残り少ない夏休みで、具体的にどの順番で手を付けていけばいいのかな?

限られた時間で復習を進め、秋からの実力テストや模試に備えるための『3つの優先順位ロードマップ』がこれだよ!

🚀 8月から巻き返す!中1・2復習の優先順位ロードマップ 

【優先順位1】英・数の「中学1・2年の基礎単元」を最優先(土台づくり)

英語や数学は、これまでに学んだ内容を土台にして次の単元へ進む場面が多い教科です。まずは基本文法・単語、計算・方程式・関数の基礎など、中1・2年で学んだ内容の穴埋めを優先しましょう。基礎があいまいなまま応用問題に進むと、つまずきやすくなってしまいます。 

【優先順位2】理・社の「一問一答(暗記単元)」で着実に定着

理科(用語・実験)や社会(歴史の流れ・地理の基本)は、短時間の暗記と問題演習が得点に結びつきやすい教科です。英数の基礎と並行して毎日少しずつ進めるのがおすすめです。  
 

【優先順位3】参考書を読むより「単元テスト&振り返り演習」でアウトプット

一度学習したことのある単元なら、最初から参考書をすべて読み直すのではなく、まず一問一答や基本問題に挑戦してみましょう。間違えたところだけ解説を読んで確認することで、学習を効率化しやすくなります。

ドスター博士の豆知識

「テスト効果」Roediger & Karpicke(2006)

一度学んだ内容をもう一度読むだけでなく、自分の頭から思い出すテストを行うことが、その後の記憶の保持につながることが示されています。

復習するときは、最初からすべて読み直すのではなく、まず問題を解いてみて、思い出せなかったところ・間違えたところをもう一度確認するという方法も取り入れてみましょう。

なるほど!理科や社会の暗記ものは一問一答で着実に定着させつつ、英語と数学の土台を優先して固めるのが良いんだね。

一度勉強したところなら、教科書を最初から全部読み直さずに、まず問題を解いて、間違えたところを確認すればいいんだね!時間も短縮できそう!

その通り!無駄になりがちな作業を減らして『解く時間』を増やすことこそが、8月から無理なく進める大きなコツなんだよ。

【まとめ】Q&Aでモヤモヤ解消!秋からの学習に向けて準備しよう!

受験勉強の焦りを和らげるための「よくあるお悩みQ&A」をまとめたよ! 

Q. 中1・2年単元の復習はいつまでに終わらせればいい? 
A. 理想としては、夏休みが終わるまでに中1・2年の「英・数の基礎」と「理・社の基本用語」を一通り確認できると良いでしょう。夏休み中に基礎の復習を進めておくことで、秋以降は模試や実力テスト対策、入試問題の演習にも取り組みやすくなります。
もちろん、すでに解ける単元もあると思うので、全単元を最初からやり直すのではなく、忘れている単元や苦手な部分を中心に「穴埋め」していく意識を持つと良いでしょう。

Q. 1日の勉強時間はどれくらい必要? 
A. 学習時間には個人差がありますが、1回30分〜45分程度をひとつの目安にして、集中して取り組む方法もおすすめです長時間ダラダラ続けるより、「問題を何問解けたか」「どこまで理解できたか」など、アウトプットの量や内容も意識してみましょう。

ドスター、ありがとう!全教科を完璧にノートまとめさせようとして焦っていたよ。まずは英・数の土台と理・社の一問一答から、効率よくアウトプットできるようサポートしてみるね。

うん、ノートを作るのをやめて、今日から一問一答と問題演習を中心に解いてみる!それなら秋からの勉強も前向きに取り組めそう!

その意気だね!無理のない優先順位をつけることで、8月からでも前進しやすくなるはずだよ。自分に合ったペースで進めていこうね!

提供・運営:

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FAQ

中3の夏休み後半から1・2年の復習を始めても間に合いますか?

夏休み後半からでも、復習する内容に優先順位をつければ進めやすくなります。すべての単元を最初からやり直すのではなく、まずは英語・数学の基礎や、理科・社会の基本事項などを確認し、忘れている部分や苦手な単元を中心に復習していきましょう。

中1・2年の復習はいつまでに終わらせるのが理想ですか?

理想としては、夏休みが終わるまでに中1・2年の英語・数学の基礎と、理科・社会の基本用語を一通り確認できると良いでしょう。夏休み中に基礎を整理しておくことで、秋以降の模試や実力テスト、入試問題の演習にも取り組みやすくなります。

1・2年の復習はどの教科から始めればいいですか?

まずは、これまでに学んだ内容を土台として次の単元へ進むことが多い英語・数学の基礎から確認するのがおすすめです。理科・社会は、一問一答などを活用しながら英語・数学と並行して少しずつ進めると良いでしょう。

教科書やノートを最初から見直した方がいいですか?

一度学習したことのある単元なら、最初からすべて読み直すのではなく、まず基本問題や一問一答を解いてみる方法もおすすめです。間違えたところや思い出せなかったところだけ解説や教科書に戻ることで、復習する範囲を絞り込みやすくなります。

中3の夏休みは1回どれくらい勉強すればいいですか?

学習時間には個人差がありますが、1回30分〜45分程度をひとつの目安にして集中して取り組む方法もあります。「何時間勉強したか」だけでなく、「何問解けたか」「どこまで理解できたか」など、学習内容も意識してみましょう。


■ 研究・調査出典

・John Dunlosky et al.(2013)  
『Improving Students’ Learning with Effective Learning Techniques: Promising Directions from Cognitive and Educational Psychology(効果的な学習技法による学生の学習向上:認知・教育心理学からの有望な方向性)』
・Henry L. Roediger III & Jeffrey D. Karpicke(2006)
『Test-Enhanced Learning: Taking Memory Tests Improves Long-Term Retention(テストによる学習促進:記憶テストが長期保持を向上させる)』

記事監修者

記事監修者

上沼 真也

5,000名以上の中学生を指導した経験から、デジタルとアナログを掛け合わせた「自宅学習の最適解」を提唱。

ICT教育の専門家として中学生の学習の悩みに寄り添い、最短ルートで目標達成を支援する知見を発信します。